戒算上人の廟所

今日は曇りがちの空模様でしたが、気温は昨日と同じ13度まで気温が上がり、風もなくて、それほど寒くありませんでした。
真如堂の境内の東北の角に、真如堂開祖の戒算上人の廟所があります。お正月を迎えるのに当たって、綺麗に掃除をしました。
戒算上人の詳しい記録は少なく、戒律に厳しい人であったこと、1053年に享年91歳で遷化されたことが『真如堂縁起』によってわかるのみです。想像ですが、東三條院に近い、藤原氏一族出身の方ではないかと思います。
真如堂は、戒算上人と東三條院の霊夢によって、慈覚大師御作の阿弥陀如来を比叡山から今の場所の近くに遷座して建てられました。
比叡山を背景にして建っています。あたかも、鬼が出入りするという鬼門を守ってくださっているかのようです。来年も再来年も、未来永劫に渡って、どうかご守護ください。
迎春準備

今日は本堂や他のいろいろなお堂に鏡餅を供え、門松を飾ったり注連縄を張ったりして、迎春準備をしました。
鏡餅は大小合わせて50個ほど、輪飾りや注連縄も25ヶ所ほどとたくさんなので、若い僧侶3人掛かりでも5時間ほど掛かりました。
蹲踞にもお正月らしいように、千両や梅、熊笹などを飾りました。写真を撮っている方も多かったですよ。
ところがこんな時に、手水が出る仕掛けが故障してしまいました。急いで部品を注文しましたが、届くのは明日の夕方以降でしょうか。とりあえずは、お正月らしい装いを、見てお楽しみください。