蜜盗人

今日は昨日までよりもずっと人が増えました。桜が見頃になって来たからでしょうか? ちょっと肌寒く、時折、雨がパラッと降りました。
三重塔脇の枝垂れ桜は、ここ数日寒かったので長持ちしています。ところが、木の下には花がそのままの形でたくさん落ちています。散ったのではなく、切り落とされた感じです。
‘犯人’は、たぶん雀です。メジロやヒヨドリも桜の花の蜜を吸いますが、メジロやヒヨドリはくちばしが細長いので、桜の花を落とすことなく蜜が吸えます。蜜を舐めさせてもらう代わりに花粉を運びます。
雀などは、舌先の構造上、蜜をなめることができません。そこで雀は、花の外から蜜のある萼筒の部分を噛んで桜の花をちぎり、蜜をなめて花を落とすのです。花粉も運ばずに、蜜だけ吸う、蜜盗人です。
桜にとっては大迷惑です。花見をする人にとっても、花が減ってしまって腹立たしいでしょう。でも、花の形のまま地面に散らばっている桜も綺麗ですよ。