本堂の展示替え

朝一番に、本堂の展示替え。『大涅槃図』を片付けて、『花車図』(六曲一双)を展示しました。
一部のメディアなどでは、『大涅槃図』は4月6日まで公開されていると書いてあるということなので、小さい方の涅槃図(明兆作 南北朝期)はそのまま展示しておきました。案の定、まだ特別公開中と思って来られた方もおられたそうです。
まずは、6人掛かりで『大涅槃図』を降ろしつつ巻き取り、3人で担いで収納箱に収めました。『花車図』も結構な重さで、朝から大変な作業でした。
右巻き? 左巻き?

真如堂の通用玄関を入った板の前の上に、こういうものがあります。何だかわかりますか?
提灯箱です。中には提灯が入っています。木箱に紋を刷り入れてあるものが多いですが、真如堂のは木箱の上に紋入りの紙が貼ってあります。今日はその紙を20年ぶりくらいで貼り替えました。
ところが問題が一つ。写真の一番右とその他の紋の巻き方が違うのがわかりますか? 真如堂の寺の紋は「藤巴」ですが、藤巴にも右巻きと左巻きがあって、真如堂の中にはそれが混在しているのです。