除夜

今日は寒い日になりました。
境内の3ヶ所に、かがり火を準備しました。除夜の鐘を撞きに来られた方に暖を取っていただくためです。今夜、吹き曝しの鐘楼で鐘を撞くのはきっと寒いでしょう。
11時45分から一山の僧侶が撞き、その後は3~4人で一撞きしていただきます。お越しになる人が多いので、108つで終わらせるための秘策です。
その頃には、あちこちから鐘の音が聞こえてきますが、一番よくわかるのは知恩院の鐘の音です。地を這うような低い音が聞こえてきます。鐘が大きくて、撞くのに時間が掛かるので、一番最後まで鳴っています。
さて、今年も今日で終わりです。皆さん、「日並記」をご覧いただき有り難うございました。
来たる年も、皆さんに幸多きことを祈念して、今年のページを閉じさせていただきます。
戒算上人の廟所

今日は曇りがちの空模様でしたが、気温は昨日と同じ13度まで気温が上がり、風もなくて、それほど寒くありませんでした。
真如堂の境内の東北の角に、真如堂開祖の戒算上人の廟所があります。お正月を迎えるのに当たって、綺麗に掃除をしました。
戒算上人の詳しい記録は少なく、戒律に厳しい人であったこと、1053年に享年91歳で遷化されたことが『真如堂縁起』によってわかるのみです。想像ですが、東三條院に近い、藤原氏一族出身の方ではないかと思います。
真如堂は、戒算上人と東三條院の霊夢によって、慈覚大師御作の阿弥陀如来を比叡山から今の場所の近くに遷座して建てられました。
比叡山を背景にして建っています。あたかも、鬼が出入りするという鬼門を守ってくださっているかのようです。来年も再来年も、未来永劫に渡って、どうかご守護ください。