ちょっと珍しい花

春霞なのか花粉なのか、明日は濃い黄砂も加わるようですね。
境内では「匂い椿」が咲いています。10年ほど前に植えたのですが、ぜんぜん大きくならず、樹高は1メートルほどしかありません。やさしい花色の小振りな花が、いっぱい咲いています。その名の通り、ほんのり甘い香りがします。
先日、椿ブームのことを書きましたが、この花は姫山茶花と椿を交配して作られた品種です。いまならバイオの技術で、それほど時間を掛けずにいろいろな品種を作ることが出来るのでしょうが、昔は長い時間を掛けてお気に入りの品種を作ったのでしょうね。
これは和名「石楠花もどき」、洋名「ロドレイヤ」の「ヘンリー」という品種の花です。ややこしいですね。
匂い椿と同じ頃に植えましたが、いまでは3メートル以上に育って、たくさん花を咲かせています。花は下向きに咲くので、写真が撮りづらいです。
「ヘンリー」という英王室に関係あるような名前ですが関係なく、もともとは中国南部、ベトナム、 ミャンマーんどの標高の高い山地に自生していたものだそうです。
ちょっと珍しい花を見つけると、ついポチってしまいたくなります。