花まつり

今日は少し風が強いですが、気温は22度まであがり、心地よいお花見日和となりました。
染井吉野も散り始めましたが、まだ今週末頃まではお花見が出来ます。今日は人はそれほど多くないので、ゆっくりと花を愛でることが出来ます。
さて、今日4月8日はお釈迦さまの誕生日、「花まつり」です。
お釈迦さまは、 紀元前5~6世紀頃、現在のネパール南部のルンビニ園でお生まれになりました。お生まれになってすぐに東西南北へ7歩歩かれ、右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊と言われたと伝えられています。
「天上天下唯我独尊」の「唯我独尊」が独りよがりな人のような意味に使われることがありますが、これは大きな間違い。「すべての人は尊い目的を果たすために、人間として生まれてきたのです!」という宣言です!
今日は本堂に、右手で天を指し左手で地を指したお釈迦さまの誕生仏を安置した「花御堂」をまつって、真如堂の僧侶一同でお勤めをしました。
お勤めの最中に、僧侶ひとり一人が誕生仏に甘茶を濯がせていただきました。これは、お釈迦さまがお生まれになった時に天の龍王が甘露を雨を降らせたという伝説に基づいたものです。
今日お参りになった方にも、甘茶を掛けていただき、また召し上がっていただきました。