彼岸の入りに寒いのは

毎年よ 彼岸の入りに寒いのは 子規
正岡子規が「もうお彼岸だというのに、いつまでも寒いね」 と母親に言うと、母親は「毎年よ、彼岸の入りに寒いのは」 とつぶやいた、そのままの俳句です。
今日は彼岸の入り。ちょっと寒いです。午前中は時雨れがちでしたが、午後からは少し持ち直してきました。お中日頃までは寒い日が続き、その後は春らしくなってくるそうです。それも毎年のことのように思います。
河津桜に、早く思いっきり咲かせてあげたいです!
雨に煙る山茱萸の花

昨日からの雨が降り続いています。強い雨ではありませんが、濡れて行くには肌寒い日です。
山茱萸(さんしゅゆ)の花が、また少し開いてきました。「開く」といっても、はっきりした花弁が見えるわけではありませんが、満開の時には遠目に見ても木の辺りが真っ黄色に見えます。そんな光景になるのはお彼岸のお中日の頃でしょうか。
山茱萸にけぶるや雨も黄となんぬ 水原秋櫻子