有楽(うらく)椿

今日の京都の最高気温は19.4度! 外にいるとポカポカとあたたかかったです。
真如堂の書院の庭では、「有楽(太郎冠者)」の花が盛りになってきました。「有楽」は桃色系の侘助椿を代表する品種で、日本各地に大樹や古木があります。
真如堂の有楽は、樹齢350年ほどの「シャシャンポ」が枯れた跡に、その後継として2016年に植えられた「新参者」ですが、可愛い形と色が訪れた人にも人気です。30~40年ほど経てば、もう少し風格のある樹形になっているでしょう。
何十年先を見越して、木を植える作業しています。
涅槃図公開の準備

明日からの涅槃図特別公開に向けて、今朝、「大涅槃図」と明兆の涅槃図を本堂に掲げました。
今年は真如堂の涅槃図のそろい踏みという感じです!
大涅槃図は大きさが6×4メートルあり、相当な重量なので、ひとりが「右を上げて!」などと指示を出しながら、総勢6人掛かりで吊るす作業をしました。
大涅槃図は2011年に2年掛かりで大規模修理を終えたので、破れなどもなく、色も鮮やかに蘇りました。