病葉(わくらば)

この季節になると、明暗がはっきりすることがあります。
4月に芽を吹いて若葉を広げることが出来た枝、今になってもなんの動きもなく枯れていく枝、いったんは若葉を広げたものの気温の上昇に対応出来ない枝・・・実に悲喜こもごもです。
これは一番最後のケースです。最初は緑色でしたが、すっかり‘紅葉’してしまいました。気温が上がって葉からの蒸散が盛んになってきても、それだけの水分を葉に送れなくなって、紅くなっています。木の寿命という場合もありますが、カミキリ虫が幹に穴を空け、そこに蟻が巣くって木や枝が枯れていく場合も多いです。
明暗がはっきりするこの時期は、枯れてしまった枝を取り除く作業を始める時期でもあります。枯れ枝を放っておいては危険ですし、綺麗な紅葉も見られません。なかなか大変です。
♪ 病葉(わくらば)を 今日も浮かべて 街の谷 川は流れる ~ ♪ 「川は流れる」という歌の歌詞です。
菩提樹のつぼみ

夕べからよく降りました。日付が変わる頃が一番強かったです。天気予報に傘マークは付いていないので、今朝になったらあがるのか思っていましたが、細かい雨が時々降っています。
雨の割には訪れる人がおられます。1/3ほどは外国人、たぶん欧米系。中でもフランス人が多いです。どうしてでしょう?
本堂前の菩提樹の蕾がまた少し膨らんで来ました。一昨年は5月末、昨年は6月2日の開花でした。今年もたぶんその頃でしょう。
今年はたくさんの蕾が付いています! 楽しみですね!