色違いのシャガ

今日は快晴! 気持ちのいいお天気です。
境内ではシャガの花がよく咲いています。アヤメに似た花で、あちらこちらで見掛けますが、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物だそうです。
右側は普通のシャガですが、左側は紫っぽいでしょう? これは、そんじょそこらでは見掛けません。園芸店から買った株が根付いたものです。
普通のシャガが生育旺盛なのに比べると、青花は少し控え目な気がします。「私といっしょ!」って?
ボタンを押せば井戸水が出る

今日はどんよりした空模様。最高気温も、昨日より4度ほど低い25度程度です。
本堂の前に手水舎があり、水が出るようになっています。でも、節水のため、常に出ているわけではなく、ボタンを押した時だけ出ます。
真如堂は山の上にありますが、ちゃんと井戸水が出ます。おそらく、北の方から押してくる水だろうと思います。
他にも、4~5つの井戸がありますが、境内の井戸の深さはいずれも15メートルほどです。ここしばらくの少雨で墓所の3つのうちの2つは出なくなっていますし、残る一つも水位が低くなっています。本坊の井戸も出ません。おそらく、この手水の井戸も水位が下がっているでしょう。ですから、貴重な水なのです。
ボタンを押した時だけポンプで組み上げた水が出るこの仕掛けは、木製の枠で覆われているので一見ではわかりませんが、実は男子便器のフラッシュバルブを流用しています。ボタンを押すと一定量の水が出て、自動的に止まる仕掛けがちょうどいいのです! 子供さんなどは喜んで押していますし、外国人も不思議そうに押しています。
300年ほど前の井筒や手水桶に現代のフラッシュバルブ。なかなか面白いでしょ?