エゴノキの花

エゴノキの花が、ちょうど盛りです。
古くから親しまれてきた万葉植物の一つで、果皮や未熟果にはサポニンが含まれていてひどくえぐく、それが名前の由来です。
花もきれいで可愛いですし、自然な樹形も美しいので、最近は庭木としてもよく植えられていますが、放っておくとかなり大きくなります。
果皮などには有毒があって、昔は若い実を砕いて川に流し、麻痺して浮いてきた魚を捕るという漁法が行われていたといいます。
熟すると大丈夫なのか、ヤマガラなどはこの実の種を好み、両足で実を固定して嘴で殻を割って中身を食べます。また、冬に備えて種を隠して貯蔵したりもするそうです。
皆さんの近くでもきっと咲いていますよ!