どうだんつつじ

どうだんつつじ(灯台躑躅)の花が、今年はよく咲いています。今までで最高の花付かも知れません。朝の光に透かされた花は、とてもきれいでした。
今年は、馬酔木もずいぶん花が多いですが、白いベルのような花を咲かせるこれらの木は、ともにツツジ科の植物です。
「灯台躑躅」の名前は、樹木の枝分かれ具合が、古来の日本で使用されていた結び灯台の脚に似ていたからといわれます。「結び灯台」とは3本の丸棒をひもで結び、上下を開いて立て、上に油皿を置いて火を灯すものです。『光る君へ』に出てきたような照明器具ですね。
「躑躅」の字はともに足偏ですが、つつじの美しさに道行く人が足を止めることからこの字を当てたと言われているそうです。
今年の灯台躑躅はとても美しく、足を止めて写真を撮っている方も多いです。でも、つつじの仲間だと知っている人は少ないでしょう。
こんな美しい花を見ると、また苗を買って植えたくなってしまいます。