春紫苑

こんな花は其処彼処で見掛けますね。これは「ハルジオン」、漢字では「春紫苑」と書きます。春に咲くキク科の紫苑という意味ですが、別名で「貧乏草」とも呼ばれます。庭の手入れが行き届かないような貧乏な家の周囲に生えていることが多いことからですって。
似たような花、格好の「ヒメジョオン」というのがあります。漢字では「姫女菀」と書きます。「ハルジオン」は5月に、「ヒメジョオン」は6月頃と似たような時期に咲くので、どっちかわかりにくいですが、見分け方を伝授!
「姫抱かない」と覚えておいてください。写真では、葉の付け根が茎を抱くようについているでしょう。これはハルジオンです。ヒメジョオンは「姫抱かない」で、葉の根元が茎に付いているだけという感じです。
他にも、ハルジオンの茎は中空なのに、ヒメジョオンは茎の中が詰まっていたり、蕾の向きが違っていたりと見分け方がありますが、「姫抱かない」が一番覚えやすいですよ!