唐種招霊の花

花は綺麗というほどではなく、あまり目立ちませんが、かなり香り立ちます。「唐種招霊(からたねおがたま)」、略して「おがたま」の花です。
熟したバナナのような甘い香りで、少し離れたところからでも、「あっ、おがたまが咲いている!」とわかるほどです。湿度の高い夕方が、いっそう香るような気がします。
この木は、ご近所の方がオマケで貰われた小木を譲り受けたものですが、いまでは3メートル以上になっています。
ピンクがかった品種もあって、常緑なので、最近は家やマンションのアプローチに植えられていることも多くなりました。
名前は、「招霊(おきたま)」転訛して「おがたま」になったとか。神社に植栽されて神事に使われこともある縁起の良い木です。
今の時期、甘~い香りがしてきたら、回りを見回してください。きっと、おがたまが咲いています!
慰霊法要

今日は本堂の裏にある「三井二木会 慰霊塔」の前で、真如堂の全僧侶が出仕をして、物故社員の慰霊法要がいとなまれました。
「二木会」は三井グループ25社の集まりで、毎年5月には慰霊塔の前で、秋には本堂で、各社の物故社員の慰霊法要が行われています。
ところが、慰霊塔を覆うように張られた大テントが、夕べからの雨で、朝には大きなダメージを受けていました。想定はしていましたが、その範囲を超えていました。7時半頃から業者さんが修復作業をしてくださって、なんとか事なきを得ました。
参列者の方々は、三井家の家祖である三井高利公のお墓にお参りになった後、慰霊塔前へ。法要の頃には雨の心配はありませんでしたが、少し蒸し暑く感じられました。
新緑の中の法要は、清々しいものでした。参列された各社の方々自身も、リフレッシュしていただけたのではないでしょうか。