お盆を前に、本堂南側のお地蔵さまの前掛けを新しいものに替えました。

　ちょうど１年前に掛け替えたものが、日の光と風雨にさらされて、すっかり色褪せてしまいました。

　蓮の花托です。「気持ち悪い」「ＥＴみたい」と言う方もおられますが、写真で見るよりも実物のほうがグロテスクではありません。

　花が終わった後の花托はもっと小さいですが、実がだんだん大きくなるにつれて花托も育ってきます。ふかふかしている花托を割ると実が取り出せます。

　実は中国などではデザートに使われたり、薬膳の材料としても使われます。日本でも、蓮の産地では生で売っていたり、甘納豆などに加工されて販売されています。白インゲンの甘納豆のような感じです。

　枯れた姿もまた風情がありますねぇ。「枯れ蓮」は冬の季語です。あ～、冬が恋しい・・・。