洛陽六阿弥陀巡り

今日の気温は30度。湿度も高くて、蒸し暑い日でした。そんな中、今日は「六阿弥陀巡り」の功徳日でした。
「洛陽六阿弥陀巡り」とは、市内の6ヵ寺の阿弥陀如来を巡拝するもので、江戸中期の1717年に四番霊場の安祥院を開基した大阿闍梨の木食正禅上人が阿弥陀仏の霊感を受け発願したといいいます。
月ごとに違う功徳日参りを3年3月連続で欠かさずに、一番から六番までの霊場を順番に参拝すれば祈願成就の功徳が高まり、精霊の追善回向を行えば往生安楽が叶うと伝えられています。
霊場は一番 真如堂、二番 永観堂、三番 清水寺阿弥陀堂、四番 安祥院、五番 安養寺、六番 誓願寺で、功徳日は1/15、2/8、3/14、春の彼岸、4/15、5/18、6/19、7/14、8/15、9/18、秋の彼岸、10/8、11/24、12/24です。
それぞれのお寺によってやり方が違うようですが、真如堂では経木塔婆にお戒名などをお書きして、お参りになった方の分をご回向させていただきます。3年3月の最初にお塔婆をお書きして、毎月のお参りの時にはそれでご回向をしますから、お越しになっていない場合は途絶えたことがわかるわけです。
コロナの時にそれまでの習慣が途絶えたり、高齢化もあって、お参りの方は大きく減ってしまいました。残っている塔婆も増えてしまいました。