蓮の実

蓮の花托です。「気持ち悪い」「ETみたい」と言う方もおられますが、写真で見るよりも実物のほうがグロテスクではありません。
花が終わった後の花托はもっと小さいですが、実がだんだん大きくなるにつれて花托も育ってきます。ふかふかしている花托を割ると実が取り出せます。
実は中国などではデザートに使われたり、薬膳の材料としても使われます。日本でも、蓮の産地では生で売っていたり、甘納豆などに加工されて販売されています。白インゲンの甘納豆のような感じです。
枯れた姿もまた風情がありますねぇ。「枯れ蓮」は冬の季語です。あ~、冬が恋しい・・・。
葉を落とす

京都の7月の平均気温は、平年よりも3度も高かったそうです。雨量は平年の8割というのですが、もっと少ない印象があります。
1日おきに境内の小木などに軽トラックに大きなバケツを幾つも積んで、水遣りをしてまわっていますが、この気温ではまったく追いつきません。
中には、葉をたくさん落としている木があります。
植物は、葉から水分を蒸散させることで、根から水分を吸い上げていますが、少雨で水分が不足すると、この蒸散を抑えるために葉を落とします。水分不足を補うための自己防衛反応ですが、見ていると可哀相です。
一日でも早く雨が降ってくれますように・・・。