エゴノキの花

エゴノキの花が、ちょうど盛りです。
古くから親しまれてきた万葉植物の一つで、果皮や未熟果にはサポニンが含まれていてひどくえぐく、それが名前の由来です。
花もきれいで可愛いですし、自然な樹形も美しいので、最近は庭木としてもよく植えられていますが、放っておくとかなり大きくなります。
果皮などには有毒があって、昔は若い実を砕いて川に流し、麻痺して浮いてきた魚を捕るという漁法が行われていたといいます。
熟すると大丈夫なのか、ヤマガラなどはこの実の種を好み、両足で実を固定して嘴で殻を割って中身を食べます。また、冬に備えて種を隠して貯蔵したりもするそうです。
皆さんの近くでもきっと咲いていますよ!
黄花つつじ

本堂の裏で、「珍しい花が咲いているなぁ」と思って写真を撮りましたが、何の花だかわかりません。自分で植えたはずなのに・・・。
写真を撮ってGoogleレンズで調べてみたら、「キバナツツジ」のようです。「キレンゲツツジ」ともいうのかも知れません。東ヨーロッパの広葉樹林とアジア西部に自然に生息しているそうです。
つつじの花ももうほとんどの種類が終わりかけている中で、これは晩熟の種類ですね。黄色というのも珍しいです。挿し木して増やそうかと思います。
挿し木で増やそうと思っている木が多くて、大変です。大きくなるのにも長い時間掛かります。大きくなった頃には、「何の花だったかなぁ?」とわからなくなっているかも知れません。