沙羅開花

沙羅の花がようやく咲いてきました。
例年は菩提樹の開花より少し遅れる程度なのですが、今年は10日以上遅れました。それに、枝枯れがひどくて葉っぱがほとんどなく、遠目には枯れているように見えてしまいます。花もぜんぜん元気がありません。原因はよくわかっていません。
ご存知の通り、沙羅はお釈迦さまの入滅に縁のある樹です。
お釈迦さまは故郷を目指した最後の旅の途中で体調を壊されました。そして、ガンジス川の支流の沙羅の樹の林で、「私は疲れた。横になりたい」と仰って床を設けてもらい、弟子たち最後の説法をした後、入滅されました。
「沙羅双樹」の「双」は2本並んだという意味で、涅槃図をご覧になると、東西南北に2本ずつ、合計8本描かれています。1本なら「沙羅樹」ということです。
開き切っていない花の中に蜜蜂がいるのがわかりますか?
石榴(ざくろ)の花

蒸し暑い日になりましたが、菩提樹を見に来る方が絶え間ない日でした。
今日はインターンシップで来ている近くの総合支援学校の生徒さんが、菩提樹の落花の掃除などをしてくださいました。落花もきれいなのですが、どんどん茶色くなってしまいます。掃除をしてもパラパラと落ちてくるので、落花がなくなることはありませんでした。
境内では、昨日から植木屋さんが高い生け垣などの段下げ剪定などをしてくださっています。茂っていた木が空くと、見た目もちょっと涼しげです。
「真如山荘」の庭では、石榴(ざくろ)の花が咲いています。ちょっと変わっているでしょう?